リサーチレポート 高い購買力でマンション市場を
牽引するパワーカップル
共働き、高年収ならではの
マンション選定ポイントとは?
~第28回大規模マンション購入者調査より~

弊社で2006年から毎年実施している「大規模マンション購入者調査」にて、近年、購入層にある変化が見られています。それは、消費の牽引役として昨今注目されている「パワーカップル」の台頭です。本稿では、上記調査結果よりパワーカップルとみられる層を抽出し、そのマンション選定時における重視点について簡単な分析を行っています。その一部をご紹介しますので、マンションの企画・販売に携わっている方は、ぜひご一読ください。

目次

直近5年間の調査結果における変化について

購入住⼾の価格帯別に世帯主の年齢内訳をみると、最近5年間で6,000万円以上の⾼額住⼾において40歳未満の占める割合が⾼くなっています。

若年パワーカップル世帯の増加

回答者全体に占めるパワーカップル(本稿では世帯主年収600万円以上、世帯年収1,000万円以上とした)世帯の割合は、2017年:29.6% → 2021年:40.4%
またこの内、世帯主年齢が40歳未満の層は2017年:12.9% → 2021年:22.7%と、どちらも10ポイント程度増加しています。しかし、パワーカップル全体を100とした場合、世帯主年齢40歳未満の世帯がこれに占める割合は 2017年:43.7% → 2021年:56.2% で、明らかに若年パワーカップルが増えていることが分かります。

共働き世帯は2020年までの10年間で200万世帯以上も増えています(総務省統計局「労働力調査」より)。また、企業の雇用制度が大きく改善されてきた結果、女性の正規雇用者数が増加し、出産後の復職・就業継続も当たり前になってきています。
ここ数年来、消費拡大のキーマンとしてパワーカップルは各所で注目されていますが、今回の結果にも同じ背景があると考えられ、強い消費意欲と資金力を持つ彼らは今後ますます重要な存在になっていくと思われます。

若年パワーカップルのマンション選定

「大規模マンション購入者調査」では、購入者がマンションを選定する際に何を重視しているのか、「立地条件」「建物全体」「専有部分」の別に調査しています。
若年パワーカップルは、共働きならではの生活パターンや高い世帯収入に見合った彼らなりの選択基準でマンション選びを行っており、それ以外の層と比べても明らかな違いがみられました。その詳細につきましては、「資料ダウンロード」から調査結果資料をダウンロードください。

日本経済社では、オリジナル調査などを用いて、マンション販売のマーケティング戦略策定をご支援しています。これまで各種調査も実施しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

⽇本経済社「⼤規模マンション購⼊者調査2021」調査概要

調査期間
2021年6⽉1⽇(⽕)〜 25⽇(⾦)
調査⽅法
調査票留置法(投函により配布、郵送にて回収)
調査対象
⾸都圏で2020年4⽉〜2021年3⽉に竣⼯した総⼾数150⼾以上の物件
47件中30件、7,000⼾に配布
回収数
942件

執筆者

神田 貴志
日本経済社
コミュニケーションプランニング局 プランニング1部
部長

※内容および執筆者の所属・肩書は2022年12月現在のものです

BACK TO LIST